所得税の還付金を受け取るまでの流れについて
１.還付金とは
事業が赤字であった場合や所得控除を受けたために、既に納付していた所得税額より納めるべき所得税額が少なくなった場合には、払いすぎていた所得税が返還されます。この返還されるお金を「還付金」といいます。
2.銀行口座で受け取る
還付金は銀行口座で受け取ることができますが、その口座は確定申告をした本人名義である必要があります。還付金を受け取る場合には、確定申告書の「還付される税金の受取場所」の欄に口座情報等を記載します。
3.税務署に持参した場合
確定申告書を税務署に持参して手続きをした場合には、およそ1～2ヶ月後となります。税務署が確定申告書類に不備や記載漏れがないか確認し、還付が確定したら、税務署から還付金額と振込口座が記載された葉書が送付されます。
4.郵送で提出した場合
確定申告書を郵送で提出した場合でも、還付金の振込はおよそ1～2ヶ月後です。郵送で提出する場合には、消印の日付が提出日となります。ポストに投函する場合には回収時間に注意する必要があります。納税者の控えを返送して欲しい場合には、切手を貼った返信用封筒を同封しましょう。なお、宅急便やゆうパックなど信書が送れない方法では提出はできません。
5.e-Taxで電子申告をした場合
e-Taxで電子申告をした場合には、税務署に持参した場合や郵送で提出したときよりも早く3週間程度で還付されるケースがほとんどです。e-Taxを利用した場合には、e-Taxにログインをすれば還付金の支払予定日や金額など還付金の処理状況が確認できます。
6.その他
還付金がいつ振り込まれるかについては、確定申告書を提出した時期によって若干変わってきます。一般的には早く提出をすれば1ヶ月ほど、申告期限間近に提出をした場合には2ヶ月ほどかかるケースが多いようです。