パートやアルバイトの源泉徴収計算

コラム

1.概要

飲食店などで、パートやアルバイトを雇い給与の支払いをする場合には、給料から所得税等を源泉徴収する必要がある。これは正社員と同様であるが、源泉徴収する所得税等の金額の計算にあたっては、パートやアルバイトに特有の注意すべきポイントがある。

2.副業かどうかの確認

源泉徴収のポイントは、パートやアルバイトが他でも仕事をして給料を受けていて、そこでの仕事が副業かどうかの確認をすることである。副業で働いている場合には、源泉徴収する所得税等の金額が多くなる。一方、副業でない場合には、「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」を最初に給料を支払う日の前日までに提出してもらわなければならない。

3.雇用者側の処理

雇用者側は、同申告書の提出をもって副業か副業でないかの判断をして、源泉徴収する所得税等の計算を行う。源泉徴収する所得税等の金額は、国税庁が公表している「給与所得の源泉徴収税額表(月額表)」で確認する。

  • 本業の場合・・・甲欄
  • 副業の場合・・・乙欄

4.源泉徴収票の作成

源泉徴収票は、毎年12月に最後の給料を支払う時に、給与明細と一緒に渡すことになる。パートやアルバイトは年の途中で辞める人も多いが、この場合には、辞める時に最後の給与明細と一緒に渡すことをお勧めする。源泉徴収票は、本業、副業に関わらず必ず渡す必要があるので忘れずに。

 

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